23/12/2019
人の出会いとは不思議なものです。
いまから思うと6年前、ちょうど60歳を迎えた年に末の娘が一年間のオーストラリアに語学留学に行くことになりました。
息子2人とも家を出ていたので、母となってから初めての主人と2人だけの生活になりました。
主人も泊まりの仕事があるので、久しぶりにパンを焼いてみようかなぁと思いました。
パンは独身時代に近所の方に教えていただいただけだったのですが、結婚してから時々作っている程度でした。
時間の出来た私は、色々な種類のパンを焼いては、宮崎で一人暮らしをしている母や友人に送りました。
友人が近くにこんなパンを焼いてくれるお店があったら、絶対買いに行くという言葉を鵜呑みにして、とりあえず保健所を通したパンの工房を作れば
パンの販売は出来るのではと思い、近くにリフォームをさせてくれる戸建てはないかとネットで検索しました。
一軒だけヒットしました。
大家さんにお会いすると心よくリフォームをオッケーしてくださいました。
女だてらに三ヶ月かけて古屋をリフォームし、パン屋をオープンする事になりました。
お客様の中にご近所の広福寺の方がおられ、お寺のイベントに取材に来られていた毎日新聞の記者にお店を紹介してくださり、その記事を読んだテレビ朝日の「人生の楽園」のリサーチの会社の方からお電話いただきました。
正直、「人生の楽園」を視聴した事はなかったのですが、せっかくなら、人生の記念にプロに記録を撮っていただこうと思い取材していただくことにしました。
テレビの反響はすごいもので、全国からお手紙、問い合わせをいただきました。
パン屋としての立地は最悪の場所ですが、私はとても気に入った場所にお店をオープンしました。
テレビの放映は一気にお店を知らせる力になりました。
閉店のきっかけは5周年を迎える矢先にオーブンが壊れたことではありました。
パンを正式に習った事も、パン屋でアルバイトすらしたこともない私を、ご支援、応援をしてくださったお客様のおかげで、たくさんの方々に愛されるパン屋を5年間頑張って来る事ができました。
心より感謝いたします。ありがとうございました。
閉店のお知らせをFacebookにupしたところ、いつもFacebookでいいねを押してくださっている福生にあるクラウドナインのオーナーであり、製菓学校の先生が閉店を惜しんでくださり、居抜きで使う方をご紹介くださいました。
オーナー、パンの種類は変わりますが、ご近所の方々にはパン屋は存続するようになりました。
パン屋をやろう思った時にも家族の誰も反対することなくスムーズに扉が開き、扉を閉める時も全てスムーズに閉じる事になりました。
ふと聖書のことばを思い出しました。
"天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。"伝道者の書 3章1節
"神のなさることは、すべて時にかなって美しい。"
伝道者の書 3章11節a ✨❤️